知られざるフィリピンを訪ねて ~ミンドロ島編~

  • 2016/10/08
  • Philippines

知られざるフィリピンの観光地

フィリピンは 日本からとても近い国なのに、観光地といえばセブぐらいしか知られていないのではないでしょうか?


フィリピンも面白い所はたくさんあるのにもったいない!

ということで、日本人に知られざるフィリピンの観光地を主にご紹介したいと思います。まず ミンドロ島・ルバング島の旅を2回にわたってご案内します。

ミンドロ島

ミンドロ島はマニラのあるルソン島 から南にある島で、九州の半分ぐらいの大きさです。

今回行ったホワイトビーチは各国からの観光客も多く見かけました。

マニラから バスと船で数時間という立地からマニラから来ていると思われるフィリピン人もいて、都会に住んでいても気軽に来られるリゾートとして人気があります。

ホワイトビーチへ

マニラからだと、エドサ からバタンガス行きの長距離バスに乗ります。バタンガスの港近くで降りそこからトライシクル(バイク付三輪車)で船乗り場まで行きます。

船乗り場 で行きの船のチケットを窓口で買って船に乗り、到着するとホワイトサンドのビーチ!入島料を支払って、無事到着。

上がタイムスケジュール、下がターミナルチケット。

バンカーボート(フィリピンの横に竹の波から安定させるバーがついている漁業用ボート)の巨大版に乗って到着。観光客がひっきりなしに出入りする。

ホテルはおおむねオープンタイプのコンクリートが多い。洗った水着を外にすぐ干せる。風が気持ちいい!

ホワイビーチでの楽しみかた

驚いたのが、かなり豊富にマリンアクティビティーが揃っていて楽しめるところ。

私も初めてトライしてみましたが、船に引っ張られてバウンドするもの、風にあおられてボートが垂直になり海に落ちそうになるもの、ここまでスリリングなものは日本では楽しめないので盛り上がりました。

一回2,000~6,000ペソぐらい。(※2016年6月時点 1ペソ=約2円)

ビーチにはたくさんの売り子がいて、アクティビティーやツアーを勧めてきます。

値段も内容もそこまでの差はないので何人かに聞いて決めてもいいし、 交渉してみてもいいと思います。

ツアー先のひとつの洞窟。潮が激しいのでスリル満点。海のアクティビティーはもちろん、滝や水牛に乗るツアーなど山のアクティビティーも。ミンドロ島の豊富な資源を感じさせます。

また、マッサージや編み込みヘア、ヘナタトゥーなどのサービスを売り込みに来るので、興味があればやってみてもいいですね。

フィリピンは価格が比較的統一されているので、面倒な交渉ごとが最小限で済むのはとても過ごしやすいところのひとつです。

真珠売りもよく売りにきますが、これに関しては交渉価格。作りは荒いですが、カジュアルなアクセサリーとしては交渉次第で格安で買えます。

また夜は外国人観光客も多いせいか、バーも多く、なんといっても面白いのはバクラショーをやっているところ!

バクラというのはゲイとトランスセクシュアルを併せたフィリピンのことばで、フィリピンでは多くの人がバクラであることを隠さずに一般生活を送り、中には教師をしている人もいるぐらい市民権を得ています。LGBTに関しては、フィリピンは日本よりかなり先進国といっていいでしょう。

そんなバクラ達がそれぞれの個性を発揮しながら、音楽に合わせて踊って見ごたえのある芸を見せてくれます。

多国籍なお客さんも、やんややんやの大喝采で毎晩盛況です。エンターテイナーなのはフィリピンの人の国民性でいかにも「らしい」出し物ともいえて、ぜひホワイトビーチに来たら、訪れて欲しいところのひとつです。

歌詞の”Fire”に合わせて火を使ったショーや、中にはオーディエンスの中から男性を舞台に上げ絡む大人向けなショーも。

フィリピンビールのサンミゲル瓶を開けて、夜は更けてゆく…。

マンギャンビレッジを訪ねて

フィリピンは300年以上続いたスペインの植民地時代と、その時のカトリック化によりもともとあった神々は破壊され、その土地に残る独自の文化がほとんどの地域で失われてしまっています。

その中でも数少ない文化伝統の残るミンドロ島は、コンドル山を擁する島。北部ルソン島やミンダナオ島なども昔のフィリピンの文化習慣を残していますが、いずれも山が高い地域だったので、山の上に住んでいた部族はスペインからの支配を逃れ、その独自性を今に残すことができたといわれています。


そんな部族のひとつだったマンギャン族は、今もバスケットなどを編む技術と独自のデザインパターンを親から子に受け継ぎながら、その伝統を残しています。

その村がホワイトビーチからトライシクルで20分ほどの近さということで、 行ってきました!

村の入り口。コテージが建っていて、子どもが自由に遊んでいた。

入り口のすぐそばにはビジターセンターがあり、ずらりと伝統工芸品が並べられています。行った時には日曜日で作業はお休みでしたが、平日だと職人さんたちが作業している製造工程を見られるそうです。でも少ないながらその場で編んでいる人と話すことができました。

彼らは各家族で親から子どもに代々受け継がれて編み方を教わるそうで、話した女性は40代ぐらいで手さばきもなかなかのもの。デザインはずっと伝わるものもあれば、自分で考えることもあるそう。考えるのも楽しいのよ、とちょっと恥ずかしそうに、でも誇らしげに語っていたことが印象的でした。

伝統のデザインパターンでトレイを編む女性。

観光客向けにはビジターセンターのすぐそばに各家ごとのブースがあり、そこでも工芸品が売られています。

家ごとにデザインが継承されているため、それぞれの違いを楽しみながら選ぶことができます。

各家で作られた工芸品はずらりと並べられ、素朴な村人たちが売る。価格は交渉の余地ありだが、私は数少ない伝統に敬意を払い特に交渉しなかった。それでも小さな蓋付きバスケットが200ペソほど。

美しい模様。自由に手にとって、お気に入りを探してみては?

村は観光客向けに最近スペイン人の夫婦によってプロデュースされたものだそうです。マンギャン族の工芸品は彼らによって見出され、今はマニラに売られるほどに。

フィリピンの街並みは雑多な印象のところが多いので、バハイ・クボ(新羽椰子の屋根と竹でつくられたフィリピン伝統の家)だけで作られた村は美しく、昔のフィリピンの村はこうだったのだろうなと想像をかきたてられます。

バハイ・クボは常夏のフィリピンに合う、とても涼しいつくりの家。近年は台風対策でコンクリートにしている家が多いが、地方に行くとまだまだ見られる。とはいえこんなに統一されているところは他にないので、圧巻!

私はすっかりこの村が気に入ってしまい、時間があればいつまでもいたかった…。

マンギャン族の人たちは本来もっと山の上に住んでおり、この観光客向けの集落に住むのは一部の人たちだけだそうです。

川の上流には滝があり、村人がガイド料つきで案内してくれるそうですが、この時は断念。再訪を誓いました。

昔話のごとく、川で洗濯する人びと。

ミンドロ島は、フィリピンの中でも大きな島で、今回行ったのは北部のごく一部だけ。まだまだ魅力をお伝えしきれていませんが、マニラから足を伸ばせば美しいビーチに楽しいナイトライフ、マリンアクティビティーに、伝統文化にまで触れられる、とても魅力的なところなのでぜひ訪れてみてはいかがでしょう。


続いて次は、ミンドロ島からも近い、ルバング島についてお届けします。お楽しみに!






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