きらきらしたい!自然派宣言 in イタリア

  • 2015/08/31
  • Italy



Ciao!! 暑い夏がやってきましたね。いかがお過ごしですか?イタリアは、冷夏だった去年に比べ、今年は6月初旬から30度を超える真夏日となり、7月に入ってからは毎日35度越えの猛暑日で、日中は外を歩けないくらいの暑さです。

私はついエアコンに甘えてしまっていますが、体によくないですよね。そのせいか最近、生き生きしていないというか、自分がくすんできたような・・・。これは何とかしなければ!

あなたは「元気が出ないな」というとき、どうしていますか。寝る?栄養ドリンクを飲む?運動する?私は、ショッピングで気分を盛り上げるのも好きだけど、今回は体の中から輝きを取り戻そうと思い、体が喜ぶ食べ物を求めて街に出かけてきました。そこで見つけたのが、今回ご紹介する「ビオのお店」。

本日のメニュー

ビオ = オーガニックなの?

「ビオ」って最近よく聞くようになりましたよね。でも、日本とイタリアではこの「ビオ」の定義について、少し違いがあるんです。

イタリアが加盟するヨーロッパ連合(EU)では、「ビオ」とは「オーガニック(有機農産物)」のことを指すと定義されています。オーガニックとは、農薬・化学肥料を使っていない土地で無農薬・無化学肥料で育てられた農産物のことで、ヨーロッパ委員会が定める厳格な条件を満たし、認定を受けたものだけが「ビオ」と表示することができます。

一方、日本では「ビオ」に規定はないので、だれでも使用することができます。ただし、「オーガニック」に関しては、有機JAS法により認証を受けたものしか表示できませんから、これはヨーロッパと似ています。

つまり、ヨーロッパでは“ビオ=オーガニック”ですが、日本では“ビオ≠オーガニック”という違いがあるのです。

ビオの野菜

“GINGERLAB”(ジンジャー・ラボ)

さて、私が街で見つけたビオのお店は“GINGERLAB”(ジンジャー・ラボ)。私の住む街に少し前にできた“デリカテッセン”、つまり「お惣菜屋さん」です。しかも、ここはただのお惣菜屋さんではありません。オーガニックの食材にこだわって、自然で身体に優しい自然料理を提供しているお店なのです。

ジンジャー・ラボ外観

この自然料理店“GINGERLAB”のオーナーシェフであるジョバンニ・ピエッロ氏は、もともとイタリア料理のシェフだったので、料理の腕は確かです。ガラスのショーケースには色鮮やかで、見た目にもおいしそうな料理がたくさん並んでいました。

ジョバンニ・ピエッロ氏

ジョバンニ氏が大切しているのは、仕入れルートが明確で信頼できること、冷凍のものは使わず新鮮な季節の食材を使うこと、食材を壊さないよう愛情をこめて優しく調理することです。

種実類を練り込んだパンや豆のスープ、雑穀入りライスバーガーなど、栄養満点のメニューがだいたい3~4ユーロ(500円前後)で販売されています。普通のお店でハンバーガーが3.5ユーロくらいなので、オーガニックだから特別に高いということはありません。

黒米バーガー

グルテンや牛乳のアレルギーに対応しているメニューや、ベジタリアンとビーガンのメニューもあり、みんなで同じ食事を楽しむことができます。牛乳・卵・小麦粉なしのケーキの注文を受けることもしばしばあるそうです。

卵小麦牛乳バターなしケーキ

営業は午前11時から午後9時半(夏は午後10時)までで、昼食や夕食の時間には近くで働いている人たちがよく買いに来るそうです。また、このお店の裏には市民プールがあり、泳いで小腹がすいた人がヘルシーなおやつを求めてやってきます。テイクアウトがメインのお店ですが、店の前にテーブルとイスがあるので、その場で食べることも可能です。

ジンジャー・ラボ店内

画期的な宅配システム

GINGERLABでは料理の予約・注文を電話で受け付けています。ショップカードには店の電話番号はもちろん、ジョバンニ氏の携帯電話番号も記載されています。個人の携帯電話番号を載せるなんて、日本ではちょっと考えられませんが、イタリアでは結構よくあることなんです。

さらに、宅配もしてくれるので、受け取りに行く時間がないときにはとっても便利。

ショーケース

この宅配システムがなんとも画期的なのです。

普通の宅配は、例えばピザを注文する場合、店舗に電話で注文したら、注文の品を店員が店のバイクで家まで届けてくれますよね。でも、GINGERLABには宅配用バイクがありません。「じゃあ宅配は無理じゃん」となりますが、そこで登場するのが宅配代行サービス“Easyfood Pisa”(イージーフード・ピサ)です。

システムを簡単に説明すると、お客はEasyfood Pisaに加盟しているレストランや惣菜店の中から好みの店舗を選び、メニューを見て、Easyfood Pisaに電話かメールで注文し、時間と場所を指定します。注文を受けたEasyfood Pisaが店舗に連絡し、店舗は指定の時間までに料理を準備します。Easyfood Pisaは店舗で注文の品を受け取り、指定の場所に届けるというシステムです。料金は、料理代+宅配料1.90~2.90ユーロ(300円前後)となります。

宅配料はかかりますが、時間がないとか車がないなどの理由で店まで行けないという人にとってはありがたいし、店側も宅配用バイクを準備したり新たな人員を確保したりしなくてもいい上に、より多くの人に料理を提供できるので、とても便利なサービスだと思います。

ただ、このサービスは今のところ夕方からしか受け付けていないので、ジョバンニ氏は昼間の宅配にも対応すべく近々GINGERLAB専用宅配サービスを開始予定で、ウェブサイトをリニューアル中です。

自然派のスーパーマーケット

GINGERLABの隣には自然派のスーパーマーケット“myosotis”(ミオソティス)があり、オーガニックの食材や生活用品を購入することができます。このスーパーもジョバンニ氏が経営していて、運営は彼の娘さんが担当しています。

ビオのスーパー外観

有機栽培の新鮮な野菜から自然派コスメまで豊富な品ぞろえで、親切なスタッフの方がいろいろ相談に乗ってくれます。

商品は、オーガニックの認定を受けたものばかりで、体にも自然環境にもやさしいので、安心して使うことができます。

生鮮食品コーナーで売られている野菜には、値段とともに生産地が記載されていて安心です。

普通のスーパーで売られている野菜に比べると、有機栽培の野菜は30%ほど高めの値段です。


日本食材のコーナーもあって、醤油、米酢、昆布、わかめ、梅干し、葛、にがり、豆腐、味噌が販売されています。また、日本茶の茎茶が大人気だそうです。

日本食コーナー

おもしろいのは豆腐の種類です。普通の豆腐に加え、バジル入り・オリーブ入り・トマト入り・カレー&マンゴー入りと日本では珍しい豆腐が販売されています。私は以前、カレー&マンゴー入り豆腐をフライパンで軽く焼いたものを食べたことがあるのですが、木綿豆腐よりもう少し固めの食感で、白ワインやビールのおつまみにぴったりな味がクセになるかもと思いました。

いろいろな豆腐

ビオとかオーガニックって体に良さそうとぼんやりとしか考えていなかったけれど、ジョバンニ氏が心を込めて作る料理は、見ているだけでワクワクして、食べれば体の中から力が湧いてくるような、エネルギーいっぱいのものばかり。

自然の力を体内に取り込んだら、夏バテも吹き飛んで暑い夏も元気に乗り切れそう!






【取材協力】

・自然料理 GINGERLAB(サイトリフォーム中)/(facebook)

・自然派スーパーマーケット myosotis


【参考】






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