聞いたことはあるけど…グアテマラってどこにあるの?どんな国?

  • 2014/11/03
  • Guatemala

コーヒーの銘柄を見ると、必ずといっていいほど “グアテマラ” とか “ガテマラ” といった言葉が目につきますよね。でも、そもそもグアテマラってどこ?と思う方も多いはずです。心配しないでください。私もここに来るまでは、グアテマラがどこにあるかすら、よく分かっていなかったので。

簡単にグアテマラの紹介をしたいと思います。

世界地図を思い描くと、日本の右側はアメリカ大陸。アメリカ合衆国の下にメキシコが続き、その下に小さく位置するのがグアテマラです。中米七か国の一番最初にあるのがこの国で、面積は日本の三分の一ほどとそれほど大きくないのですが、文化と気候の多様性という点では「特別な」国と言っても過言ではないでしょう。

単一民族からなる島国日本に住んでいると、同じ人種同じ言語がつい当たり前なんて思ってしまいますが、なんとグアテマラではそれは全く通用しません。全人口の半数以上がマヤ系先住民を占めるこの国、スペインに征服される以前にそれぞれの土地に住んでいた“部族”の言葉が残っており、少なくとも20のマヤ言語(キチェ・カクチケル・マムなど)が今でも話されています。

服装を見てもそれは一目瞭然。一般的には女性はウィピル(ブラウス)とコルテ(巻きスカート)の柄で、どの土地の人がわかってしまうくらいです。場所によっては男性も民族衣装を身につけており、それぞれの伝統に誇りをもって生きているのが伝わってきます。

民族衣装を着てさっそうと歩く男性たち。ちなみにスカートタイプのものもあります。

古き良き日本を思わせる…朗らかな人柄

テレビ番組などで描かれる昔の日本といえば、人情にあふれて近所づきあいがよく人のことをほっておけない、そんな微笑ましい雰囲気ですよね。グアテマラ人の人柄はそれにぴったり当てはまります。田舎に行けば行くほど、道で挨拶を交わすのは当たり前、隣の家の子もうちの子状態、そして何より人懐っこくおしゃべりと冗談が大好きです。

スペイン語が喋れない外国人にもお構いなしに話しかけてくるグアテマラ人。バスの中や、公園など隣になるとすぐに、「どこから来たの」「何しに来たの」「結婚してるの」などなど、プライバシーとやらはないも同然、親しみ深く声をかけてくれます。困っていたら近所同士で助け合い、問題があれば地域が一致団結して取り組む(行き過ぎてしまうことも多々ありますが…)、家族の仲がとにかく密といったように、温かくてアットホームな雰囲気はどこか懐かしく、すぐに好きになってしまいます。

それでもやっぱり尊敬するのは「働き者」なこと。経済的な事情ももちろん背景にありますが、子供から大人までとにかく働きます。朝5時起きは当たり前、女性たちはトルティーヤ(とうもろこしの粉で作るグアテマラの主食)づくりに、男性は畑仕事に励みます。子供たちも小さいころから働くことが当たり前で、5歳くらいの子供たちが薪を担いで運んでいたり、観光客相手に物売りをしていたりと、生きる術を身につけています。

観光地にて。手と頭に民芸品のお土産を担いで売り歩く子供たち

とうもろこし畑。このきれいな段々畑、全部が手作業!

川で洗濯をする女性。子供の世話もしながらです

自然の雄大さとバリエーションはグアテマラの醍醐味

2012年に世界が終わると話題になった元はというと、マヤの暦が12月21日で終わっていたからというのは有名な話ですよね。実はこのマヤ暦の発祥地というのがグアテマラのペテンという場所で、今でも様々な遺跡が残っており、観光地としてとても有名です。

かと思えば、雄大な湖が広がる所があったり、一時間ちょっと車で走ると標高2700メートルのところから一気に海辺の暑い街にたどり着いたり。少しの距離を移動しただけで気候も景色もすっかり変わってしまうのも、グアテマラの魅力の一つです。

整備されていない自然が楽しめるところがまだまだたくさんあります。

世界一美しい湖といわれる、パナハチェルの朝

活気あふれる人・町

一週間の中で一番活気にあふれるのが市場の開かれる日。村によって曜日は違いますが、基本的には週に2日ほど、朝早くから多くの人が道に店を出し買い物客でにぎわいます。グアテマラならではなのが、野菜や食料品だけではなく動物まで売り買いされること。早朝から牛、豚、鶏などの甲高い鳴き声が市場に鳴り響きます。そしてなんといっても楽しいのが「値切ってなんぼ」、値札もなければ決まった値段もないので、売り手と交渉してどれだけ値下げできるかが醍醐味になってきます。上目づかいでお願いすれば値下げのプロになれるかもしれません(笑)

クリスマス前は特に七面鳥がたくさん売られています。朝6時半の市場の様子、みんな早起きです。

道沿いに日よけを作って果物売り。

荷台付きトラックまで交通手段になってしまいます。

ここまで読んでいただき、少しはグアテマラに対するイメージが湧いてきたでしょうか?

観光ガイドブックに載っているのとはまた違う目線で、グアテマラの温かい人、生活、文化をみなさんに知っていただければと思います。知れば知るほど、きっとグアテマラが好きになると思いますよ。






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