秋のアクティビティに参加!ゾンビラン

  • 2015/11/03
  • Finland

Moikka! (モイッカ!フィンランド語でこんにちは) 9月の中旬になり、曇りの日が多くなってきました。フィンランドの秋は長い冬が始まる前で、どんより曇り空が続く1年で一番気持ちが落ち込みやすい季節です。写真を撮った日は暖かい日でした。秋のアクティビティはブルーベリー摘みやキノコ狩りです。

先週末の9月12日に行われた”ゾンビラン”というイベントに参加してきました。(Zero Hour - The Walking Dead - 2015

イベントは日本でも流行っているアメリカのTVドラマ”ウォーキングデッド”のシーズン5のプローモーションを兼ねたゾンビイベントでした。イベントの主催者は全員で10人程度しかおらず、イベントの全てを担当していました。イベントのメインはゾンビランです。ゾンビランとは、まずゾンビと生存者に分かれます。ゾンビは生存者のライフをゾンビスタイルで奪います。あくまでも、ゾンビなので走ったり等のゾンビらしからぬ行動は厳禁です。生存者はある一定の区間をゾンビにライフを取られないように走り抜けます。

こちらがイベントの様子。(Zero Hour - Zombie

走っている人の腰からぶら下がっている赤いテープが、生存者のライフです。告知がフェイスブックだけであったことと、まだ新しいイベントであるためか、認知度は低い印象を受けました。

イベントの主催者は半分が外国人ということで、アナウンスは英語とフィンランド語で行われました。フィンランド人のほとんどがネイティブ並みの英語力があるため、フィンランドではフィンランド語が出来ない人には英語で話します。珍しい出来事ではなく、普通のレストランでの食事の注文、バスの運転手との会話などの日常で英語を話さなければいけない場面がたびたび起こります。

イベントでは無料でプロのメイクアップアーティストによるゾンビメイクが出来る青空ブースが設置してありました。青空ブースは通行人が前を通る誰でもメイクが受けやすい自由でオープンなスペースでした。メイクアップのブースの前は献血ブースでした。余った血は献血にお願いしますと、受付の看護婦ゾンビの冗談を交えた宣伝をしていました。

私もメイクをしてもらい、5分ほどで完成しました。メイク後に血のりを増量し、いざゾンビ友達を探しに行きました!

バイキングのゾンビに遭遇し、写真を一緒に撮ってもらいました。私の周りには30-40人ほどのゾンビがいました。待ち時間の間はゾンビ同士で写真と取り合い、和気あいあいとした雰囲気でした。


いよいよ、時間になりゾンビランの受付が始まりました。準備の時間が足りなかったためか、主催者は机に乗り、大声で”ゾンビのみなさん、これからゲームの説明を行うので声の届く範囲に集まって下さい”とマイクなしでアナウンスをしていました。参加者も主催者を助けるように、こっちにおいでなどとお互いに言い合っていました。

老若男女のゾンビが集まり、イベントが行われる公道まで受付からゾロゾロと行進していきました。普段は恥ずかしがり屋のフィンランド人も、ゾンビメイクのおかげか陽気に知らない人とも冗談を交えて話していました。何十人ものゾンビの行進はとても異様で、多くの人に”何のイベントですか?”と聞かれたり、写真を取られたりしました。フィンランドでは案内板やチラシを配る宣伝方法よりも、口コミが一般的です。ですが、公道までの道のりと公道にイベントに関しての張り紙や案内板は一切ないことに文化の違いを感じました。

ゾンビランが行われる公道に着くと、警察のコスプレをした主催者からゾンビたちにどのポイントに誰が立つかを指示受けました。公道にはいくつかの小さいトンネルがあり、そこでゾンビたちは身を潜めて、生存者が来るのを待ちました。合図もなく突然、生存者グループが走ってくるため、ゾンビ同士で”来るぞー”と声を掛け合いました。個人主義のフィンランドで一瞬で知らない人と一致団結し合えたことにびっくりしました。

公道の半分がイベントのために一般人には通行止めとなっていますが、半分は普通の道として利用されていました。ヘルシンキ市内の中央駅のすぐ傍で行われたのですが、警察やガードマンは居らず、イベントにより通行止め等の標識や案内板も一切ありませんでした。大きな事件や混雑もなく無事に終わったのは、人が少なかったからだと思います。公道を子供たちがゾンビにビクビクしながら通ったり、観光客が不思議そうに写真を撮ったりしながら、私たちの横を通って行きました。主催者からはゾンビは年齢に合った怖がらせ方をして下さいという指示を事前に受けました。通行者たちとのコミュニケーションも楽しかったです。

最後に優秀なコスプレの人に商品が送られました。

優秀者の選抜方法は、立候補者が前に出てパフォーマンスを行い、その時の観客の拍手の大きさで優勝者を決めました。一番の大きい拍手をもらったのは10歳位の兄妹ゾンビでした。優秀者は上の写真の机に乗っているボードゲーム、フィギュアを持って帰っていました。

参加する前は、大人なのにゾンビなってゲームをするのは恥ずかしいと思っていました。しかも、ヘルシンキのど真ん中でゾンビになりきり、奇声を上げるなんて!知り合いに会ったら、どう説明しようかと考えていました。実際に数人の友達には恥ずかしいので嫌だと断られました。参加してみると本当に楽しかったです。大きな声で笑って、ゾンビになりきって、日頃のストレスは吹っ飛んでいきました。ゾンビになることで、普段の自分よりも堂々と明るい自分になっていいることに気が付きました。来月末のハロウィンには、みなさんも仮装して新しい自分を発見してみて下さい!






【ZERO HOUR - THE WALKING DEAD】






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