フィンランド発祥のフードイベント、レストランデイ

  • 2015/07/20
  • Finland

Moi!( フィンランド語でこんにちは。)フィンランドに太陽が沈まない白夜の時期がやってきました。5月24日の今日は22時12分まで日が昇っています。夜は室内が明る過ぎるため、寝室は薄いレースのカーテンではなく暗幕カーテンを使っています。

フィンランドでも徐々に暖かくなってきているのですが、日陰と夜は肌寒くマフラーやスプリングコートがまだ必要です。しかし、フィンランドの気象庁の夏の始まりの定義によると、一定の期間1日の平均気温が10度以上に保たれている状態だそうです。私は夏なのに寒すぎるといつも思っていますが、フィンランド人の友達はこれ以上暑くなると困るといつも言っています。

天気が移り変わりしやすく、晴れていると思いきや、急に曇りだし雨が降ったりもします。春と夏は本当に服装に悩む毎日です。しかし、気温を気にしてばかりではいられません。なぜならヘルシンキでは今の時期は野外イベントが盛りだくさんなのです!


フィンランドでは冬の日照時間が極端に短いため、太陽が出ている期間を本当に心待ちにしています。多くの人が夏には外に出て、太陽の光を目一杯に浴びようとします。そのためほとんど毎週末に何かしらの野外イベントが行われています!今回はフィンランド発祥のフードイベント、レストランデイに行ってきました!

photo: Tuomas Sarparanta - Restaurant Day

レストランデイとは、誰でも自由にレストランを1日だけ開くことが出来るイベントです。このイベントは2011年5月より3人のフィンランド人のアイデアによって始まりました。記念すべき第1回目は2011年5月21日、口コミとソーシャルメディアを通して宣伝し、フィンランド全体で約40件のレストランが出店されました。わずか3か月後の第2回目(2011年8月18日)にはフィンランド以外に3ヵ国でも開かれ、全体で189店のレストランが参加しました。17回目となった今回は34ヶ国で、全体で2497店が出店したそうです。年々どんどんと規模を拡大しています。


Kamppi(カンッピ)駅に着き、レストランデイの地図でどこにたくさんお店が出ているかを確認し、一番近いvanha kirkko(ヴァンハ キルッコ)公園へ向かいました。Kamppi駅から北へ歩いて約5分ほどの、この公園は普段は静かなのですが、今日は沢山の人で賑わっていました。

フィンランドは食に関するイベントが年々増えています。フィンランドに住んでいて、フィンランド人はあまり外食をしないなと感じていたのですが、最近は食に対して興味を持つ人が増えてきたように感じます。レストランデイの他に、ストリートフードのイベント、レストランで10ユーロの特別メニューが出されるキャンペーンなど、気軽に新しいジャンルのご飯をリーズナブルな値段で食べられる機会が増えました。フィンランドはご飯が不味いとして世界的に有名なのですが、この目覚ましい食文化の急成長で近い将来その汚名返上となることを期待しています。

photo: Andrew Taylor - Restaurant Day

お店を出すにはまず、レストランデイの公式ホームページからお店の登録をして下さい。

メニュー内容や場所は自由に決めることが出来ます。当日までに宣伝したり、料理の準備をしたりとレストランのオーナーさんは大忙しです。参加者の中には寝る時間を削って準備する人もいます。私は去年レストランのオーナーとして参加し、BBQセットを売りました。お客さんとその場で焼いたものを食べながら、お話をするスタイルで2時間ほどで30個売りました。お客さんは散歩中の年輩の夫婦や、ベビーカーを押した若い夫婦、ジョギング中のお姉さんなど普段話せない人と話すことが出来ない人達と交流が出来て、とっても楽しかったです。

上の写真のお姉さん達は”エネルギーボール”を販売していたので、気になったので食べてみました!写真の中の白いボールを購入すると、ココナッツ味の甘くないドーナッツみたいな感じでした。初めて食べたのですが、美味しかったので今度自分で作ってみようと思います。新しいレシピの発見もレストランデイの魅力の1つです!

次に1人でフォッカチオを売るフィンランド人女性から、メレンゲ菓子とフォッカチオのセットを買いました。メレンゲ菓子はお店で売っていてもいいぐらいに美味しかったです。どうしてフォッカチオを作ったのかなどを少しお話ししました。どうしてフォッカチオを作ったかの質問には、理由はないという回答でしたが、作った人と気軽にお話が出来るのもイベントの楽しみです!


次のレストランデイは8月16日です。レストランデイの写真はこちらから見ることが出来ます。

日本ではまだまだ認知度が低く、ひっそりと東京のみで年2回開催されているようです。調べたところ、今まではフィンランド料理が提供されていたようです。


フィンランドでは今ままで、大きな食中毒等のトラブルは起きていません。アルコールの取り扱いにはルールがありますが、それ以外はレストランのオーナーの自己責任です。日本で開く場合は、一度レストランデイに問い合わせてみるのが良いかと思います。それでは楽しい夏を皆様、お過ごしください!






【レストランデイ】






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