コーヒーとブラジル女性と美容

  • 2015/03/01
  • Brazil



今年は異常気象の影響か、リオ・デ・ジャネイロでは体感50度なんてニュースをよく見ます。本当に毎日が暑くてしょうがないブラジルですが、日本の皆様はお元気にお過ごしでしょうか?

さてそのブラジルを代表する嗜好品と言えば、言わずと知れたコーヒーですよね。皆様もご存知、このコーヒーをポルトガル語ではCafé(発音;カフェー)と言います。今回はそのCaféとブラジル女性の美容についてご紹介したいと思います。

Caféの港サントスより

サントスと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?サッカーが好きな人なら、すぐNeymarが思い浮かぶのではないでしょうか?

(写真は公式ウェブサイトより http://www.neymaroficial.com/

かつては、日本の三浦和良や前園真聖も所属していた名門FCサントスの本拠地でもあり、コーヒー通が泣いて喜ぶ伝説のMuseu do Café(発音;ムゼゥ・ド・カフェー/旧コーヒー公正取引所)があるのです。

また、日本の歴史とも関わりが深い場所でもあります。1908年(明治41年)6月18日に781人を乗せた日本からの移民船「笠戸丸」がサントス港に到着したのです。

そして、一行は農業労働者としてCafé農園に雇われていくのです。2008年には移民100周年を記念して設置された記念碑や日系移民のブロンズ像がサントス港にあるのです。

コーヒー公正取引所からMuseu do Caféへ

やがて、広大なCafé農園から出荷されるコーヒー豆は港に集められ世界中へと流通していきます。この偉大なるコーヒーマーケットを制御するため、ブラジル独立100周年記念にあわせて1922年にコーヒー公正取引所が設立され、サントスの街を象徴する建物となります。

当時、世界のコーヒーのおよそ8割をブラジル産のコーヒーが占めており、ブラジルの第一次産業でもありました。

それから1950年代まで取引所では盛んにコーヒーの競りが行われましたが、やがて世界各国でコーヒーの生産が盛んになり、コーヒーに依存していたブラジル経済は徐々に他の産業にもシフトしていくのです。

その後、取引の現場はサンパウロへと移転したため、1998年にコーヒー公正取引所は「Museu do Café」として生まれ変わり観光のスポットとなりました。施設の中には実際にコーヒーの競りが行われていた会場があったり、当時コーヒー農園で働く人々の写真や機械の展示、そしてコーヒーにまつわるアートなど様々なものがあります。

競り会場の天井は、ステンドグラスになっており、美しい女神が牛・馬・羊の家畜類に、小麦・米・豆・綿の穀物やフルーツに囲まれています。丁度女神の足元くらいに「CAFÈ」の麻袋がありますね。お分かりいただけますか?五穀豊穣を願う人々の心とCaféを神聖なものとして大切に扱っていたことが伝わります。

また、施設の1階の喫茶店ではブラジル原産のコーヒーを飲むことも出来ますし、お土産にコーヒー豆やグッズを買うことも出来ます。

Caféを支えた女性の労働力

私が、Museu do Caféを見学する中で一番驚いたのはコーヒー農園を支えたのは男性ばかりではなく、女性達も大いに活躍した写真がいくつもあることでした。

勿論、コーヒー農園を作るために土地を切り開き、耕したりする力仕事は男性が主なのですが、豆の収穫や豆を乾燥させたり選定したりする細かい繊細な作業では随分と女性が活躍していたことが伺えます。さらに、博物館にはコーヒーの麻袋を縫製する女性達の写真もありました。1920年代、麻袋の修理や縫製のためにサントスやサンパウロの女性達は手縫いで在宅ワークをしていたそうです。

後にミシンでの縫製へとシフトしていくわけですが、縫製工場で働く女性達の自信に満ちた顔が印象的ですね。

カフェインとポリフェノールがブラジル美女の素!?

さて、コーヒーの代表的な成分カフェインですが夜眠れなくなったり、すきっ腹に飲むと胃が荒れるなどネガティブな要素が目立ちますが、そればかりではありません。飲み方を工夫すれば、美容に効果大なのです。まず、カフェインは脂肪細胞の中に入って、脂肪を分解する酵素を活性化するそうです。そして、体内に取り込まれたカフェインが脂肪に働きかけ分解を促進するといわれています。一時期、運動する前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼率が上がるなんていうダイエットが流行りましたよね。

そして、抗酸化作用を持つコーヒーポリフェノールは肌に張りを与え、老化防止にもうってつけなのだそうです。最後にアロマ効果、コーヒーの香りは集中力を高めて頭をスッキリさせるといわれていますが、豆の種類によってはアルファー波が出るものや深炒りコーヒーはリラックス効果を促すとも言われています。

そんな美容によい事尽くめのコーヒーをCafé da manhã(発音;カフェ・ダ・マニャン)「朝のコーヒー」と呼び、ブラジル人は朝食から取り入れているのです。パンにモルタデーラ(ハムのようなもの)とケージョ・フレスキーニャ(新鮮なチーズ)をはさみ、コーヒーで流し込みます。そして、フルーツを贅沢に食べるのが一般的な朝食です。あらゆる人種が混在するブラジルで、代表的な美女と呼ばれる褐色の肌をしたMulata(発音;ムラータ)は皆、肌が滑らかで美しいのです。

※写真は2015年サンパウロカルナバルの女王を選ぶコンテストの最終選考を競う美女達。

また、体型にも気を使う人が多く、美しいムラータは筋肉質の人が多いような気がします。(サンバの美女達を見ると明確です!)彼女達の美の要素にコーヒーが深く関わっている気がしてなりません。

気軽にキュッとのむCafézinho

Café da manhã以外にも、食後や小腹がすいた時に飲むコーヒーがあります。ブラジル人がこよなく愛する飲み物それが、Cafézinho(発音;カフェジーニョ)です。ブラジルにはアメリカ資本の大手カフェチェーン店がほとんどありません。(あるとしたら、外国人観光客の多い都市のみ)理由は、この小さなエスプレッソカップに入ったカフェジーニョにあります。

ブラジル人はアメリカンのような薄いコーヒーを好まないのです。薄いコーヒーをカリオカ(意味;リオに住んでいる人)と呼びますが、おそらく大半の人がこの小さいエスプレッソをキュッと飲むのがすきなのです。暑い地域で、仕事の合間に、小腹がすいた時に砂糖をたっぷりと入れたカフェジーニョを飲んでカフェインと糖分で気分をスッキリとさせるのです。ちなみに、女性に人気なのがチョコレート屋さんで飲めるカフェジーニョです。「Chocolates Brasil Cacau」や「Cacau show」などの有名チョコレート店にはカフェジーニョが楽しめるブースがあり、R$2.9(約130円)でチョコレートがひとつオマケでついてきます。2倍美味しいチョコレート屋さんのカフェジーニョは、お昼時には女性のみならず男性も並んでお店は混雑しますが、皆キュッと一口か二口で飲んで席を立つので回転は速いのです。

アロマが豊かに香る本場のCafé

最後に、せっかくコーヒーの聖地Museu do Caféに来たのだから、コーヒーを一杯飲んで帰ることにしました。ヨーロッパ風建築のレストランでメニューを見ると日本では見たことのない豆の名前がズラリと並んでいます。

Garção(発音;ガルサォン)にコーヒーの好みを伝え、出てきたのがこちら「Alta mogiana」”強烈なボディバランスの取れた酸味と素晴らしい後味”という小さなエスプレッソカップにはいったCafézinhoが出てきました。なんとも言えない素晴らしい香りに包まれたCaféを一口飲んだ瞬間、Museu do Caféで見た歴史資料が頭の中を駆け巡ります。この美味しさは、残念ながら文章では表せませんのでコーヒー好きの方は是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?至高の一杯を味わえる事、間違いなしです。

それでは、またお会いしましょう。Tchau Gente!






【今回取材した場所】

Museu do Café
 住所:Rua Quinze de Novembro, 95 - Centro, Santos - SP, CEP11010-151
 電話:13 3213-1750

【Neymar写真引用】

【コーヒーの美容効果参考】

【ブラジル産カカオ使用の人気チョコレート店(カフェも飲めます)】






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