美容室の経営について ~税理士の視点から~

  • 2014/10/02
  • Business



現在、美容室は全国に22万店舗以上といわれています。
首都圏では多種多様なサービスを行うサロンも増えているようですね。
そんな中で、美容師が将来自分の店舗を持ちたいと思う場所のトップはやはり、流行の発信地である青山界隈だそうです。

  

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青山界隈のサロンの話をする前に、まずは一般的な美容室の経営について税理士の視点から簡単に触れてみたいと思います。

①開業前に掛かった費用の注意点

出店場所等が決まると、家賃・敷金を支払うことになります。
この敷金は結構な額になりますし、他にも内装代、シャンプー台等の備品類やシャンプー等の仕入れなど、美容室の開業時には色々と資金が必要になります。

これら開業前に支払った費用をそのまま経費にすることができれば、税金を安く抑えることができるのですが、開業前にかかった多額の費用は、通常の経費とは取り扱いが異なる部分があります。

例えば、これらの資金を全部自己資金で賄えれば良いのですが、実際は融資をうけたり、リースを組むことが一般的です。
この内、毎月支払うリース料は経費になりますが、融資を受けた時の返済の元本は経費にならず、経費になるのは利息のみなのです。

また、敷金は、あくまでも預ける金額であり、退去時には戻ってくるもの(原状回復分を除く)であるため、1円も経費にならないのです((@_@;))
但し、家賃は全額が経費になります。

このように経費としての計上のやり方にもいくつかのポイントがあるのです。
こういった内容は、予め税理士に確認した方が、税制上大変有利になることが多々ありますので、開業前から税理士に相談することをお勧めしますよ!
(ちなみに、決算直前や確定申告時のご相談では、残念ながら時既に遅く、節税とならない場合もあります。。。)

②オペレーション

開業準備が終わって、いざ開業してほっとするのもつかの間、こんどは、営業していく上での悩みも増えてきます。

売上はどうやって記録すればよいの?
小口の支払いはノートに記載した方が良いの?
3月に確定申告するのは分かるけど、あとなんか税金ってあるの?
給与計算って、どうやるの?

などなど、挙げればキリがありません。
これらを全てネットで検索して、情報を取捨選択して、信じた情報通りのやり方でやっていっても、本当にあっているんだかどうだか(悩!?)

  

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青山界隈のサロン

サロン経営について、ざっくりとした話をしました。
では、青山界隈のサロンはそれ以外の郊外店と何が違うのかを書いていきます。

まず、郊外店とはどの辺の地域を指すのか?
なんと、美容業界では、青山・原宿・表参道・銀座以外は郊外店とも言われています。

では、その青山界隈のサロンはいったい何がちがうのか?

青山界隈のサロンは商圏が全国区!
青山のサロンには、1都3県(神奈川・埼玉・千葉)いやもっと広範囲が商圏になります。
わざわざ青山の美容室に足を運ぶのです。

1.青山という街に行くこと自体がステイタス!
2.青山のサロンに行くというステイタス!
3.メディアに度々登場するようなトップスタイリストにアレンジしてもらうというステイタス!

そのステイタスを求めに来るのです。。。

一方の郊外店の商圏はというと、地域密着型になります。
そんなプレミアム感のある青山のサロンですが、もちろんデメリットもあります。
競合が物凄く多いということ。そのため、上記のようなサロンを作り上げるためには、相当なブランディングが必要になります。

例えば、私のクライアントが表参道駅近で、サロン経営をしておりますが、そこは、本当にモダンな空間にアンティークファニチャーとグリーンがおかれたおしゃれな空間です。見たことのない様な空間でとても落ち着いた時間を過ごすことができます。
訪れるたびに、微妙に内装もアレンジされていて、お客さんを飽きさせません。
店に入るとパーマ液の匂いが充満しているなんてことは決してありません。

銀座と青山の違いはなんだろう?
青山と同じようにブランド力のある街として銀座があります。
こちらもやはり、商圏は広いと思いますが、千葉方面のお客さんが多いようです。
また、年齢層が少し高めの方が多いということです。
一番の違いは、銀座には路面店がほとんど無いということです。

青山のサロン経営について、メリット・デメリットを書いてきました。
会計的には、地域に関係なく法律に基づいた同じ処理をしていくことになります。
しかし、地域性によって、経営の仕方は全く違うということが言えると思います。
どちらが良いということではなく、事業をやる上での経営方針・事業計画をしっかり持って経営していくという経営者の考え方が重要になってくると思います。






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